沖縄探索日記
沖縄探索日記



沖縄


沖縄は12世紀に農耕社会が始まり、グスク文化、三山時代をへて15世紀には琉球王国が成立
します。


その地の利を生かして琉球王国は明への朝貢、東南アジア・東アジア・スペインとの交易でおおいに栄えました。


しかし1609年に、薩摩藩に侵攻され琉球王国は薩摩の属国となっってしまいます。


琉球王国は、薩摩藩への貢納を義務付けられ、江戸上りで江戸幕府に使節を派遣する事を義務付けられます。


その後も明を滅ぼした清にも朝貢を続け、王国廃止まで薩摩藩と清の両属という体制となりながらも、独自の国と文化を維持します。


また、琉球が支配していた奄美諸島は、割譲され薩摩藩直轄地となりました。


そして1872年に、琉球王国は琉球藩(琉球処分)になり、1879年琉球藩が廃止され鹿児島県へ編入、同年中に沖縄県が分離成立します。


その後、様々な施策が行われたが、相変らず経済基盤が脆弱であったため、日本本土・ハワイ・中南米へ移住・移民する者が多く、その傾向は戦後も続いていました。



琉球民族論


琉球王国統一以前は、各島嶼が独立した勢力でありました。


しかし琉球民族論を主張するものは歴史的に琉球は別の王国であったため、大和の朝廷とは別の民族であったと主張しています。


それはどういう意味方言うと結果的に、日本統一後の最大版図を民族領域としていると言う事に過ぎません。


逆に、琉球は歴史的にも日本民族であると唱える側は、大和地方にあった日本の朝廷が拡大していく過程で、沖縄は取り込まれるのが単に最後であったに過ぎず、他の日本の地方と同格であると主張されています。


政治的な人種論に対する批判として指摘されることは、日本列島の住民は複数の人種の混血であり、その混血度は地域によって異なりますよね。


しかし、全般的に見て日本列島の住民は語族が同一であるだけでなく遺伝的にも近縁なもの同士であるとも言えるのです。


そしてさらに朝鮮半島や中国大陸の住民とも近縁同士ということにもなります。


琉球民族と大和民族が遺伝的に違うと主張すれば、琉球人と似た風貌や特徴を持つ九州南部の住民をどう定義するのかという問題が起こります。


境界の線引きを曖昧にして琉球人は人種的に大和民族であると主張すれば、遺伝的に同じように近い朝鮮半島や中国大陸の住民と本土の住民を区分するかどうかと言う問題になってしまいます。

今日も昨日の続きです。


さて、本土の住人と南西諸島の住人の先祖は果たして同一なのかとどうなのかいう問題でしたが結局、ある一つの結論に達しました。


それは近年の考古学などの研究から、南西諸島の住民の先祖は九州南部から比較的新しい時期に南下して定住したものであると分ってきたのです。


奄美地方では「平家の落人」伝説など古くから本土側の住民との遺伝的な交流があったものと思われ、遺伝的・人類学的にみても両者の間に明瞭な境界線を引くことはきわめて難しいと思われます。


実は、琉球も本土の人間も縄文人を祖先とすることが最近の遺伝子の研究で明らかになってきています。


また、中国南部及び東南アジアの集団とは、地理的には近く昔から活発な交易が行われていたため、本土の住民と違いその影響があったと考えられていました。


しかし近年になってから、遺伝子などの研究からそれらの集団とは比較的離れていることが判明しました。


その結果本土の住民との近縁性や、同じく縄文人の子孫とされる北海道のアイヌ民族との近縁性が浮かび上がってきました。


本土の住民は、弥生時代の人骨や近年の遺伝子の研究から、朝鮮半島や中国北部といった東アジアの集団とも近縁であることも判明しました。


(日本人や琉球人、アイヌ人はいずれも最近の遺伝子研究によりおおむね北方起源説が有力とされています。)



唐突ですが・・・。


琉球民族論を主張する人々は大和民族との違いを強調します。


一方で琉球日本人論を主張する者は逆を強調するなど、学術的判断とかけ離れたところで議論が展開されることがよくありますよね。


しかしよく考えてみると所定の地域内に住む住民を同一民族とみなすことは、基本的にはイスラエル国内に住むユダヤ人のように集団内に遺伝的な差異があっても差し支えはありません。


そしてそれは文化的な同一性で決定づけられるものだとおもわれます。


また、生物学的な人類の区別は人種と呼ばれ、文化的な違いを定義する民族とは意味合いが異なるものです。

今日はちょっと号外的な内容です。
興味のない方は読み飛ばして下さいね。

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沖縄の旧石器時代


沖縄にいつ頃から人類が現れたのかは明らかになっていないが、現在の南西諸島は氷河時代にはアジアと陸続きであり、その頃に様々な動物と共に移り住んできたものでると言われています。


沖縄の最古の人骨は那覇市で見つかった山下洞人で、今からおよそ3万2千年前のものだと推測されています。


また、1967年に具志頭村(現在の八重瀬町)で発見された港川人骨はおよそ1万8千年前のものとされ、日本で初めて見つかった完全な形に近い旧石器時代人骨として有名ですね。


ちなみに化石人骨は沖縄本島を中心に、久米島、伊江島、宮古島からもみつかっています。


しかし、沖縄県内からは確実な「旧石器」の発見はまだありません。一部に旧石器らしき石器はあるが、研究者の間で評価が定まっているとは言い難いですね。


しかしながら奄美諸島からは旧石器がみつかっています。


また、以前はV字状に加工したようなシカの骨を「叉状骨器(さじょうこっき)」としていましたが、多くはシカが骨を噛んでできたものであるという事が判明しました。

チュゥウガナビラ ♪ (訳:こんにちは)


今日は琉球や沖縄といった名前がどういった経緯で使われる様になったのかというお話です。


実は「琉球」の表記は『隋書』(7世紀)に「流求」とあるのが初めての紹介とされています。その後、「流鬼」(『新唐書』)「瑠求」(『元書』)などと様々に表記されていました


そしてやっと「琉球」に落ち着いたのは明時代以降の事です。


明以前の「琉球」が現在の沖縄を指していたかはよくわかっていません。


なぜならば台湾を指していたという説や、あるいは単に中国大陸の東方にある(日本以外の)島々を漠然と指していたという説などもあるからです。


沖縄では明との交易が始まった14世紀以降、自国の国号として「琉球」を用い、これが琉球王国が滅亡するまでの沖縄の名称でした。正式には「琉球國」となっています。


沖縄とは日本本土側の名称で、鑑真の伝記『唐大和上東征伝』(779年)の中に、「阿児奈波」の中で初めて紹介されました。


「沖縄」という文字自体は、新井白石の『南島誌』(1719年)が初出で、これは新井が長門本『平家物語』に出てくる「おきなは」に「沖縄」の字を当てて作ったと言われています。


琉球処分によって琉球王国が滅亡し、代わりに沖縄県が置かれたときに、沖縄が正式に採用されました。


なお、沖縄の人々がいう「ウチナー」とはオキナワの転訛であり、主として沖縄本島のことを指しているんですね。


ちなみに宮古島や石垣島などの離島の方たちも沖縄本島のことを「オキナワ」と呼びますよ。